日焼け止めが低身長の原因に⁉️成長期に気をつけたいUVケアの落とし穴
【"成功する子"の食事術】子どもの成長に食事が大切ってことは分かっているけれど、どんなものを作ればいいの?毎日のことだから、悩んでいる親御さんも多いはず。シリーズ累計14万部突破「成功する子は食べ物が9割」の著者・細川モモさんに、20年後に後悔しない子どもの食事術を教えてもらいましょう。 ◇ ◇ ◇
成長期の子供には必須! 身長の伸びに影響する“サンシャイン・ビタミン”
成長期は、身長や骨格筋が大きく伸びる時期。この時期の食生活や運動習慣、生活習慣は非常に重要で、生涯における体つくりの基礎となることは間違いありません。 成長期にしっかり身長を伸ばしていくために、特に注目したい栄養素はビタミンDです。 ビタミンDは、コロナ禍で注目されたビタミンでもあります。腸管からのカルシウム吸収をサポートするビタミンで、骨や歯の強化、身長の伸びなどに影響する重要な栄養素です。実際に、日本人の約3,600名の幼児を対象にした研究(※1)において、血中ビタミンD濃度と身長に有意な差が見られたという報告があります。日本人の平均身長は停滞期から下降機に入り、男性は平均170cmを超えなくなっていますので、成長期のうちにしっかり伸ばしてあげたいですよね。そのためにも、ビタミンDをしっかり摂っていく必要があります。 ビタミンDを多く含む食品は魚類が主で、魚食が減ってきている現代日本においては、食事だけで必要量を摂ることは難しいのが現状。でも実は、ビタミンDは他のビタミン類と違い、他の方法でも体に供給することができるのです。 その方法とは、太陽の光を浴びること。 ビタミンDは別名“サンシャインビタミン”とも呼ばれ、皮膚が日光(紫外線)を浴びることにより体内で生成されることは、既にご存知の方も多いかもしれませんね。
子どもを守る気持ちが逆効果に⁉️ 過剰なUVケアはビタミンD不足の原因に
外の気温も温かくなるこの時期は、子ども達に外遊びをさせるご家庭も多いのでは無いでしょうか。外遊びはビタミンDをチャージできる絶好の機会ですが、この時、意外な落とし穴になってしまうのが過剰なUVケアです。 最近の紫外線ケアに対する意識の高まりにより、日焼け止めや帽子、日傘などの対策をしている方を多く見かけます。大人だけにとどまらず、子ども達にもその傾向が顕著に見られています。