イタリア代表監督が16歳の至宝カマルダに「彼はわれわれの未来」
イタリア代表指揮官のルチアーノ・スパレッティが2日、ガラ・デル・カルチョに出席した際、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、U-19イタリア代表FWフランチェスコ・カマルダらに言及した。 ミランに所属する16歳の至宝カマルダは、先月9日のカリアリ戦でセリエA初先発を果たし、UEFAチャンピオンズリーグの舞台においても、2試合に出場して注目を集める。今秋、若手を積極的に招集したスパレッティ率いるイタリア代表のメンバー入りにも期待がかかる中、アッズーリ指揮官が見解を示した。 「彼がわれわれの未来であることは、誰もが知っている。彼には極めて重要な将来が待っているだろう。だが彼を指導するようになるまで、私がいられるかどうかが分からない。私の後任はラッキーだね(笑)。彼のような若者は、水面下に置いておいた方が良い。急ぎ過ぎれば、彼を困難に陥り、障害を作り出してしまうことになる」 スパレッティは、16歳のカマルダに対する過剰な期待に釘を刺し、慎重に接するべきであると主張している。 「少し前に、ミランの試合を観に行ったが、彼がウォーミングアップを始めると、ファンが全員立ち上がったんだ。私はもう少し、彼をオブラートで包んでやりたかった。若手選手たちが、こうした状況で、どんな反応を見せるか分からないからね。しかし彼は、あり余るほどのクオリティを持っているよ」 またイタリア代表指揮官は、古巣のローマ戦で得点を挙げたばかりのニコロ・ザニオーロにも言及。「彼については、ゴール以外に、チームメートや対戦相手、主審に対する振る舞いについて考慮するべきだ。ザニオーロは極めて素晴らしいポテンシャルを持った選手だ。サイドでも中央でもプレーでき、ヨーロッパの舞台で戦う上で重要となるゴールに背を向けてボールを受けるフィジカルもある。フランス戦でわれわれに足りなかったこの特徴を彼は持っているんだ」と説明した。