レバノン南部に砲撃部隊投入か 空爆でヒズボラ報道責任者死亡 イスラエル
【カイロ時事】イスラエル紙エルサレム・ポストは17日、イスラエル軍が16日夜から17日未明にかけてレバノン南部に砲撃部隊を投入したと報じた。 機動部隊への全面的な援護が目的という。軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラ掃討のため9月末に地上侵攻を開始して以降、砲撃部隊をレバノンに配備するのは初めてとなる。 こうした中、イスラエルのメディアは17日、米国が示していたレバノン停戦案に関し、ヒズボラが「前向きな回答」を行ったと報じた。米政府のホックスティーン特使が合意実現に向けて19日にもレバノンを訪問するという。 一方、レバノン国営通信NNAは17日、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートに2度にわたって空爆を加えたと伝えた。ロイター通信によると、1度目の空爆でヒズボラの報道部門責任者が死亡。イスラエル軍は殺害を認め、同責任者について「ヒズボラの軍事作戦に大きな影響を及ぼしていた」と主張した。