候補者随一の経歴、茂木敏充氏 横顔と略歴
自民党総裁選に立候補した茂木敏充氏の人物像を紹介する。 自民党幹事長や外相を歴任し、総裁選候補の中で経歴の豊富さは随一だ。経済再生担当相時代、日米貿易交渉で当時のトランプ米大統領に「タフネゴシエーター(手ごわい交渉人)」と言わせた実務能力は評価が高い。 栃木県の山あいの小学校から米ハーバード大まで進んだ。政治家になる前は商社や外資系コンサルタント会社などに勤務した。要求水準が高く「気難しい」との評が付きまとう。栃木県出身。 【略歴】もてぎ・としみつ 米ハーバード大院修了。外資系コンサルタント会社を経て1993年に日本新党から衆院初当選し、1995年に自民入党。経済産業相、党政調会長、外相を歴任し、現在は党幹事長。68歳。栃木5区、当選10回。