逮捕の4時間半後に容疑者死亡 留置場で暴れベルト手錠で拘束、監視中に急変 大阪府警
大阪府警は6日、傷害事件で逮捕し、福島署で留置中だった男(57)が体調不良になり、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。収容時に暴れたため、計9分間、ベルト手錠などで手足を拘束していたといい、府警は詳しい死因などを調べる。 府警によると、5日午後4時15分ごろに男を逮捕。同署に収容する際、署員につかみかかろうとするなどしたため拘束した。男の呼吸が荒くなり、3分で拘束は解除。逮捕時に男が高血圧の持病があると申告していたことを考慮し、病院で診察を受けさせたが異常はなかった。 署に戻った後にも暴れたため、留置保護室内で再び手足を拘束。監視を続けていた署員が6分後に異常を感じ、呼びかけたが応答がなかった。すぐさま救急要請をし、応急措置を取ったが、午後8時45分に死亡が確認された。 府警は「拘束は短時間で、現段階では適正だったと考えている」としている。