韓国・事故を起こしたチェジュ航空とは、LCC最大手へ成長も安全に不安も…
■使用機体の稼働時間が長い 2021年、チェジュ航空は韓国の航空会社の中で総合安全度スコア最下位を記録し、韓国・国土交通省は同社に対し航空安全監督官を2倍に増やして管理監督を強化したことがある。 当時、チェジュ航空は補助翼の損傷を見つけられないまま運航した機体があり、これについて政府からの制裁を受けている。 2019年には韓国プサン・金海(キムヘ)国際空港から離陸した金浦空港行きの旅客機が、離陸5分後に機体ソフトウェアの不具合がわかり金海空港に引き返す事件も発生した。
さらに、チェジュ航空が保有する航空機の平均稼働時間が他社に比べて長く、機体の老朽化が早いという指摘もある。 航空機の月平均稼働時間とは、航空機が収益を得るために飛行する総時間を保有航空機台数で割った数値だ。 2024年第3四半期時点で、チェジュ航空機の月平均稼働時間は418時間となり、大韓航空の355時間より17.7%長いことがわかっている。 同じ韓国のLCCであるジンエアーの371時間と比較しても12.7%長く、安全性について指摘されてきた。
ソウル新聞