マブス指揮官がトンプソン勧誘に大きな影響を与えた選手の1人にカイリーを挙げる
昨シーズン。「NBAプレーオフ2024」でウェスタン・カンファレンスを制したダラス・マーベリックスは、ボストン・セルティックスとの「NBAファイナル2024」を1勝4敗で終えるも、今夏に的確な動きを見せた。 【動画】マブスの昨シーズンハイライトプレー集をチェック! 6チーム間のサイン&トレードでクレイ・トンプソンと2025年のドラフト2巡目指名権を獲得。FA(フリーエージェント)戦線ではナジ・マーシャル、スペンサー・ディンウィディーと契約を結び、トレードでデトロイト・ピストンズからクエンティン・グライムズをロスターへ加えた。 今シーズンの予想スターターはバックコートにルカ・ドンチッチとカイリー・アービング、フロントコートにはトンプソン、PJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォードが入り、ベンチにはディンウィディーやダンテ・エクサム、ジェイデン・ハーディ、グライムズ、マーシャル、デレック・ライブリー2世、マキシ・クリーバーらが控えている。 なかでもゴールデンステイト・ウォリアーズで4度の優勝経験を持つトンプソンの加入が大きい。34歳のベテランウイングは、昨シーズンに平均17.9得点3.3リバウンド2.3アシストに3ポイントシュート成功率38.7パーセントを残し、1試合で平均3.5本も沈めてきた。 平均得点が20.0を下回ったのはキャリア4年目以降では初ながら、そのシュート力は依然として脅威。レギュラーシーズン通算3ポイント成功2481本でNBA歴代6位に立つ男は、ドンチッチとカイリーのプレーメーキングを助けることが期待されている。 そんななか、8月21日(現地時間20日)に最新エピソードが公開されたウォリアーズの地元メディア『NBC Sports Bay Area』の番組“Dubs Talk”へ、マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)がゲスト出演。そこでトンプソン勧誘に大きく貢献した人物としてカイリーを挙げていた。 「(FA選手を)勧誘するには、多くの人が関わってくるものなんだ。ただ、最も大きな影響を与えた選手の1人はカイ(カイリーの愛称)だった。カイはダラスで過ごした2年間に経験した細部を伝えることができる。クレイにダラスへ加入することで起こり得ることを正直に伝えてくれたんだ」 カイリーがこれまでのNBAキャリアでトンプソンと同じチームでプレーしたことはなく、クリーブランド・キャバリアーズ時代にNBAファイナルで何度もマッチアップしてきたことが印象的。 そこで好勝負を演じた両者は、アメリカ代表として2014年のFIBAワールドカップ、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックで一緒にプレーし、いずれも金メダルを獲得してきた。 マブスが2011年以来、フランチャイズ史上2度目のチャンピオンシップを勝ち取るべく、今夏獲得に動いたトンプソンが、新天地でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、是非とも楽しみに待ちたいところだ。
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