人間が飼育される立場!?人間の飼い主は誰!?ナイーブで警戒心が強いニンゲンの「飼い方本」がおもしろい!!【作者に訊く】
この世界では人間が、犬や猫などのペットを飼っている。しかし、逆にニンゲンが自分たちよりも上位生物に愛玩動物として飼われることになったら?そんな世界線を描く、ぴえ太(@camoy_ghost)さんの「ニンゲンの飼い方」は、人気を呼び続け、現在は【続・ニンゲンの飼い方】が書籍発売となっている。ニンゲンが飼われる姿をみて、「見方が違えば、自分たちが飼っているペットはこんな世界に見えているのかも」という声が届く。 【漫画】本編を読む ■ナイーブで繊細な生き物である人間。その飼育方法を解説した取扱説明書 本作は取扱い説明書からスタートしている。その点について作者のぴえ太さんは、「最初はニンゲンになれていない人外に教える図鑑みたいなものがあったらおもしろそうだと思って描いたので、そこからもっといろいろと掘り下げてみて、漫画も描きはじめました」と語る。 さらに、ニンゲンが飼育されるという非現実的な世界観を描くことになったきっかけを「初めはそういう設定は考えていなくて、次に描くときにニンゲンのことを教える人外なら飼育指導の方が話を広げやすい、と思ったのでこういう世界観で描くことにしました」と明かしてくれた。 指先でつまんだ人間が豆粒ほどに見えるほどの巨大なモンスターは、ニンゲンを家に連れて帰り飼育することに決める。ニンゲンを買い始めてから気づくことは、ニンゲンはナイーブで警戒心が強いということ。ニンゲンを安心させるためモンスターはケースや小屋を作り、抱き方にさえ細心の注意を図るなど、試行錯誤しながら飼いならしていく――。 ニンゲンの飼い方はシリーズ化されており【続・ニンゲンの飼い方】が書籍発売となっている。作者は、「まだ未定ですが、漫画の方は1人と1匹が手探りながらも交流していくのを描いていきたいと思ってます」と今後の抱負も語ってくれた。 取材協力:ぴえ太(@camoy_ghost)