法案“乱立”与野党で9本提出 政治改革特別委「政治とカネ」本格審議
政治改革を巡る法案の審議が、10日から本格的に始まった。しかし、各党から提出された法案が乱立し、会期内に成立するか不透明な情勢となっている。 【画像】「政治改革特別委員会」で野党から「政党に対する企業・団体献金を禁止」「残念な気持ち」の声
■乱立模様…政治改革に関する法案は9本
自民党 牧島かれん衆院議員 「わが党は真摯に、そして謙虚に、政治資金に関する問題に向き合い反省し、きのう法案を提出しました」 10日、衆議院で始まったのは、政治資金規正法の再改正などを巡る「政治改革特別委員会」。 立憲民主党 落合貴之衆院議員 「政党に対する企業・団体献金を禁止しなければなりません」 日本維新の会 池下卓衆院議員 「自民党案はこの期に及んで、まだ不透明な政治資金を温存したいという意図が感じられ、残念な気持ちです」 これまでに与野党から提出された政治改革に関する法案は、実に9本と乱立模様だ。例えば、政治資金の流れをチェックする第三者機関を国会に設ける法案を与党・公明党と国民民主党が共同で提出した。 一方、自民党は外交上の秘密に関する理由などで非公開とする「公開方法工夫支出」の監査を行う第三者機関を国会に設置する別の法案を単独で提出。立憲民主党と社民党も、共同で別の法案を出している。 また、政策活動費の廃止を巡っては、自民党案に対抗する法案を野党7党が共同で提出した。さらに企業・団体献金の禁止については、野党からは法案が提出されているが与党は後ろ向きだ。 いずれの法案も現時点では可決が見通せないまま審議入りとなるが、今国会の会期は21日まで。まとめることはできるのか…。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月11日放送分より)
テレビ朝日