“ハンディキャップなし”なら首位ターン コリン・モリカワが4打差2位で週末へ
◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(30日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7490yd(パー71) 【画像】3連続ボギーを止めた時の松山英樹 初日にベストスコア「65」を記録したのはポイントランキング1位のスコッティ・シェフラー。2日目は2位からコリン・モリカワが「63」を出し、通算17アンダーにスコアを伸ばした。ランク順による初日のスコア差を除く36ホールで13アンダーは、シェフラーの11アンダーをしのぐ。 3mを沈めた3番を手始めにモリカワは前半で4バーディを奪った。11番(パー3)でティショットグリーン奥にこぼし、「全体を通して感触が良かったから、良くないボギー」を叩いた後、13番でグリーンエッジからチップインバーディでガッツポーズ。勢いを失わなかった。 終盤16番でティショットを放った直後に雷雨による1時間35分の中断を強いられた。「正直なところ、たった3ホールでも、ああいう中断の後は、リズムは守れても、ある種のエネルギーを失ってしまうもの」という不安を上がり2ホール連続バーディ締めで払拭。首位に4打差に迫り、3日目も同じ最終組でプレーする。 昨年10月、日本での「ZOZOチャンピオンシップ」でツアー6勝目を飾ってから、今季はタイトルがないまま迎えたプレーオフシリーズ最終戦。「彼はあれほど良い選手だから、スコアを伸ばし続けて、バーディを獲っていくのは分かっている。何年も見てきた。だから僕は自分の歩幅を守って、ゲームプランに忠実にいくだけ」と、折り返し時点ではシェフラーは仰ぎ見るだけ。 スタート前の4アンダー6位からの優勝となれば、2022年のロリー・マキロイ(北アイルランド)に並ぶ大会最大差の逆転になる。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)