内田有紀が「美アラフィフ」ブームに火を付けた!同世代女優陣がドラマ・CMに引っ張りだこな理由
「時間が止まってしまったかのような美アラフィフ」と、内田有紀にため息をつくポストがSNSにあふれている。なるほど、間もなく49歳だが、容色まったく衰えず、NHKドラマ「燕は戻ってこない」で東京ドラマアウォード助演女優賞を受賞、「豆パ!?」と目を白黒させる豆乳(ヤクルト)のCMのおちゃめな彼女も評判がいい。 中川大志は“パワハラ疑惑”橋本環奈の尻に敷かれたイメージに…「やっぱりね」とTV界の冷静な反応 「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)のシリーズ終了が発表された時も、惜しむ声で多かったのは、内田が演じてきた麻酔科医の城之内博美のロスだった。 「これまではきれいなお姉さん的な役が多かったのですが、近ごろは代理母出産を受け入れる妻や東京都副知事など一味違った役を達者に演じています。元俳優のマネジャー・柏原崇をパートナーと周知するなど、仕事でも私生活でも何か吹っ切れた感じで、ハツラツとしてますよね。そんなアラフィフですから、きれいなわけです」(テレビ情報誌編集デスク) 12月には「劇場版ドクターX FINAL」、来年1月には「劇映画 孤独のグルメ」と立て続けに出演映画が公開される。 冬ドラマやNHK大河などに出演する予定はないのか。期待したい。 この内田人気で火が付きそうなのが「美アラフィフ」ブームである。宮沢りえ、常盤貴子、吉瀬美智子、松嶋菜々子、深津絵里、松たか子、藤原紀香……。そう、彼女たちもアラウンド・フィフティー。ドラマの主演級ズラリで、やはり美しくはじけている。
支えるのは同世代の視聴者
「20年前のアラサーブームでは、月9(フジテレビ系月曜午後9時のドラマ)や日本アカデミー賞などを総なめにした女優たちです。その彼女たちがベテランになって、役の幅が広がり、演技にも味が出てきました。でも、ただの中年じゃない。おしゃれで、生き方や考え方でもインフルエンサーです。吉瀬美智子が酒好きで、かなりの酔っぱらいとか、あえてシワを隠さない宮沢りえとか、素を出すようになったのも、今の自分に自信があるからでしょうね。そこがまた新たな魅力になっています」(番組構成作家) 主役や準主役のドラマも、この年末年始や冬クール以降に何本か企画されている。ドラマのヘビー視聴層は40代後半から60代の女性だけれど、若いタレントの嘘っぽい恋愛ものなんかはもう見てくれない。同年輩の女性が活躍したり、重厚なストーリーのものがやはり人気で、そうなるとアラフィフ女優たちの出番である。 「アラフィフ世代は団塊ジュニアで、人口が多いだけでなく、女性は子育てが終わって、買い物や食事、旅行にお金を使うようになっています。企業がいま注目しているターゲットで、CMでアラフィフ女優の起用が多くなっているのはそのためです。今後も増えるでしょう」(広告代理店営業マン) 間もなくテレビや街を美アラフィフが席巻しそうだ。 (コラムニスト・海原かみな)