愛知県・大村知事が定例会見6月15日(全文1)県内3市で自動運転の実証実験
自動運転社会実装プロジェクト推進事業
そして申請期間が2月末というのは、国の持続化給付金の申請受付期間が1月15日ということでありますので、そのあと1カ月半後の2月28日といたしました。国のほうはオンライン申請だけということでありますが、私の場合は、申請者の利便性を考慮してオンライン申請と郵送もオッケーということにさせていただいております。 そして寄付の受け付けでありますが、これまでは金融機関の振り込みとか、現金書留、口座振り込みなどでありましたが、今回クレジットカードも対象として、最も早期にインターネットによる募集開始が可能な、エフレジ社が運営するふるさと納税サイト、ふるさとエールというのを使おうということにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ですから資料の、またそういう形で、今私が申し上げたことを、2ページ、3ページにそういう形で書いています。3ページは、ふるさとエールについてのやり方ということでございますし、4ページ別紙は申請手続きということでございますので、またご覧をいただければというふうに思っております。 続きまして、2点目。2020年度自動運転社会実装プロジェクト推進事業の実施についてということでございます。愛知県では将来の自動運転サービスの実現を目指しまして、これまで全国で初めてとなる、一般公道における遠隔型自動運転の実証実験や、5Gを活用した複数台の遠隔型自動運転実証実験に成功してまいりました。2019年度には自動運転の技術に加え、AIを活用した配車や、ARなどの最先端テクノロジーを組み合わせ、具体のビジネスモデルを想定した実証実験を実施いたしました。
常滑市、西尾市、長久手市を選定
今年度は自動運転の実用化に向けた取り組みをさらに加速するため、NTTドコモを管理会社とする企業グループにより、商用5Gの活用、交通事業者による1カ月程度の運行、さらには感染症対策を踏まえた車室空間の在り方にも配慮した自動運転コンセプト車両の開発など、社会実装の在り方を技術面・運用面の両面から追求する導入シミュレーションを県内3地域で実施をいたします。実施予定地域といたしましては、ショーケースモデルの常滑市、住宅団地・郊外モデルの西尾市、そして集客施設内モデルとして長久手市の3地域の選定をしたというものでございます。 まず常滑市では、「空港島全域における自動運転車両による移動」をテーマとして、交通事業者が空港ターミナルビル、国際展示場などを周回するルートで、小型バス型の自動運転車両を約1カ月間にわたり運行し、実際に空港利用者等の移動手段として活用いたします。なお、これまで実証を行ってきた3Dマップ方式に加えて、商用5Gによる遠隔システム、さらには一部区間で磁気マーカー方式を取り入れることで天候等に左右されない、より安定的な運行に取り組んでまいります。 次に西尾市では、「生活/観光混在エリアにおけるMaaS」、Mobility as a Service、MaaSをテーマとして、西尾駅から歴史公園の間においてバス路線を補完する形で自動運転タクシーを運行いたします。歴史公園って、昔、西尾城のあった土地ですね。ですから西尾駅からずっと西のほうに、市街地を通っていくという感じになります。 そしてまた、観光や飲食店等の異業種と共通のポイントを蓄積できるようなシステムを構築し、相互にPRを行うことで、旅客の回遊性の向上と、自動運転サービスの持続化を目指した取り組みも行えるということです。 長久手市では「屋外公共施設における新たな車室空間体験」をテーマとして、愛・地球博記念公園におきまして自動運転コンセプト車両を運行します。この車両は振動や光、音、香りなどにより、五感を刺激する機器類、景色とデジタルコンテンツを重ねて表示可能な透明ディスプレー等を活用し、近未来の車室空間を提案いたします。現在、感染症対策を踏まえた安全・安心な移動空間の在り方を含め、NTTドコモと自動車関連企業が新たなものを開発しているところでございますんで、今年度中にその【****00:16:45】である、モデルとなるコンセプトカーですね。これが出来上がるという、これは非常に楽しみでございます。