森永卓郎氏、ラジオ番組で「がん闘病」の今後を告白「1か月後が見えない…今のところ元気なんですけれども」
経済評論家・森永卓郎氏が2日、文化放送「新春経済スペシャル 森永卓郎と森永康平の親子経済学」(午後3時半)に長男で経済アナリスト・森永卓郎氏と出演した。 森永氏は2023年12月27日のラジオ番組でステージ4のすい臓がんであることを告白した。 番組では現在の体調を聞かれた森永氏は「余命4か月」と医師に宣告されたことを振り返り「そこから一年以上生き残りました」とし「結局、なんで生き残ったのはようわからないんですね」とコメントした。 そして「がんというのはがん細胞の軍団と免疫細胞の軍団が関ヶ原の合戦のようにぶつかり合うわけです。その合戦がきっ抗状態だとそのまま行くんですけど、ちょっとでもバランスが崩れてがん軍団が優勢に立つと一気に勝負がつくという特徴を持っていて」と説き「1か月後が見えないっていう」と打ち明け「私も今のところ元気なんですけれども2、3か月先、100パーセント大丈夫かというとそうは言えない」と明かした。 続けて「ただ、免疫を強くするのが一番の治療法だとこの一年の経験でわかってきたんです」とし「最大の実験は昨年の8月にいい気になって本の執筆を引き受けたら13冊たまちゃったんですね。1か月で13冊書かないといけなくなった。これ口で言うと簡単なんですけど、いざやってみると結構、大変で。何を私がしたかというと、31日間連続完全徹夜。1秒も寝ないで1か月働き続けるのをやってみた。途中、パソコンの前で寝落ちはしているんですけど一切、ふとんにいかない」と明かし「働き方改革の真逆をやった。でもアドレナリンが出て次から次へと発想が沸いてくるのでむしろ、体は元気になりました」と振り返った。この方法にリスナーへ「おすすめはしないです。やめた方がいいと思いますけど私は全然大丈夫だったという感じです」と明かしていた。
報知新聞社