“ヒロアカ”完結 作者・堀越耕平が過去の取材で語った“身近なヒーロー”の存在
■「この人がヒーローだよな、僕にとっては」
漫画を描き続ける中で、“ヒーロー”という言葉のイメージが変わったという堀越さん。その変化について「1話目とか描いている時点では、殿上人みたいな、手の届かないところにいる人がヒーローだと思っていたのですけれど、立派なことをやらなくても、ちゃんとよくあろうとしていれば、それはもうヒーローなんじゃないのかな」と話し「僕は“もう描けねえ”ってなっちゃった時に、編集担当さんが“大丈夫っすよ”って明るいテンションでずっと言ってくれていたんですね。それがものすごく助かったんですよ。鳥山明先生(DRAGON BALL)、尾田栄一郎先生(ONE PIECE)、そういう方に憧れて漫画描いていたんですけれど、助けてくれたのって隣にいた編集担当さんだったので。“この人がヒーローだよな、僕にとっては”って」と身近なヒーローの存在を明かしました。 そして堀越さんは「実際に手を差し伸べてくれて、“大丈夫だよ”って肩たたいてくれた人はやっぱり本当に命の恩人になるので」と話し「(『僕のヒーローアカデミア』も)そういうところに着地するんじゃないかなと思っています」と、最終回について語っていました。