Meta Quest 3、アプデによってどんどんApple Vision Proの機能に近づく
ハンドトラッキング機能もパワーアップ
Apple Vision Proに近づくもう1つのアップデートは、ハンドトラッキングです。 Appleの「空間コンピューティング」には5つのセンサーと12個のカメラが搭載されており、視界の外で手を動かしても正確なトラッキングが可能です。一方、Metaは比較してセンサーの数が少ないため、ソフトウェアを駆使して補おうとしています。今回のv72アップデートにより、限られたスペースでも手を使いやすくし、コントローラーを使わなくてもピンチジェスチャー等でウィンドウを簡単に動かせるようにしようとしています。 Meta社のビデオデモでは、手に動きがある方がハンドトラッキングの精度が向上しています。現在Questでは、手のピンチの動きでオブジェクトを選択するのは難しくありませんが、やはりコントローラーが一番正確に操作できます。 一方、Apple Vision Proはまだコントローラーをサポートしていませんが、Bloombergによれば、テック企業大手が、PlayStation VR2のコントローラーやその他のサードパーティー製のデバイスをVision Proに接続できるように取り組んでいるとのことです。
やはりQuest 3Sがベストヘッドセットか
Quest 3Sは、2024年のベストMR(複合現実)ヘッドセットの最有力候補です。 なぜなら、4万8400円(300ドル)から始まる価格なのに、高品質なVR体験のための必要なスペックや機能はほとんど搭載されているから。PCも操作したい場合は、より良いディスプレイと広角視野の7万2740円(500ドル)のQuest 3を選択すると良いでしょう。それでもVision Proの7分の1の価格です。 今年初めにマーク・ザッカーバーグは、自社製品は安価なだけでなく、Appleの空間コンピューティングよりも優れたヘッドセットだと言いました。もし手と目のトラッキング機能がApple Vision Proと同等レベルに達すれば、マーク・ザッカーバーグの主張は、詭弁ではなく一定の根拠があるといえそうです。
mayumine