新たに6記念日を登録 井村屋 「えいようかんの日」もあるよ 三重・松阪発祥
三重県松阪市発祥の井村屋グループ㈱(本社=津市高茶屋、中島伸子代表取締役会長CEO)はこの1年間に六つの新たな記念日を登録し、26日午前10時半から津市高茶屋の井村屋㈱本社で一般社団法人日本記念日協会(長野県佐久市)による記念日登録証授与式が行われた。同協会創立者の加瀬清志代表理事(71)から井村屋グループの浅田剛夫取締役会議長(82)に六つの記念日登録証が手渡された。 六つの記念日は2月8日の「ぜんざい・おしるこの日」と、3月1日・6月1日・9月1日・12月1日の「えいようかんの日」、4月26日の「わらびもちの日」、6月1日の「氷みつの日」、10月1日の「井村屋ゆであずきの日」、11月1日の「井村屋カステラの日」。 「えいようかんの日」と「氷みつの日」「井村屋ゆであずきの日」「井村屋カステラの日」の四つは昨年12月25日に一度に登録。「わらびもちの日」は今年1月15日に、「ぜんざい・おしるこの日」は同年2月16日に、それぞれ登録された。 既に2007(平成19)年に「あずきの日」(毎月1日)と「あずきバーの日」(7月1日)を記念日登録しており、合わせて八つとなった。 加瀬代表理事は「1年間の中で6件という多くの記念日を登録していただき、正直驚いた。一度に登録証授与というのも今までにない。やはり井村屋さんはいろんな商品をお持ちで、その商品に愛着があるんだろうと(登録を審査する)審査会で話し合った。記念日の活用の仕方をものすごく研究されたのだと思う」と話した。1社での登録件数では㈱明治の16件が最多だが、それは菓子以外も含んでおり、菓子だけでは恐らく井村屋が最多という。 登録証授与に先立って中島会長(72)があいさつし「本日の授与を機に、さらに和菓子のおいしさや健康性を追究し、同時に製品の開発や生産技術をもっともっと磨いていきたい。各記念日のヒストリーを広めていき、消費者の方々から『食べておいしかったよ』『記念日の歴史を知って楽しかったよ』『会話が進んだよ』という声が頂けるよう、井村屋のミッションである『おいしい!の笑顔をつくる』をさらに追求していきたい」と話した。 また浅田議長は「人には必ず誕生日がある。商品にも誕生日がある。その誕生日ができるプロセスには開発の努力があり、生産があって、この世に生み出される。しかし知らない間に忘れられていく商品もあるかもしれない。記念日登録されたら、その商品の成長を願って、より多くの方にご存じいただき、ご愛顧いただけるようにしていきたいという思いが非常に強くなる」と語った。