レバノンの避難民が続々と南部へ帰還、これは「抵抗の勝利」だと
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イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派ヒズボラの間の停戦合意が、現地時間27日午前4時(日本時間同午前11時)に発効した。 合意では、イスラエル軍は60日以内にレバノンから撤退する。ヒズボラも同じ期間内にレバノン南部のリタニ川以南から戦闘員や武器を引き揚げ、レバノン国軍が置き換わる予定だ。 レバノンでは、戦争で家を追われていた人々が、停戦が維持されるかどうかを待たず、続々と南部へと帰る様子が見られた。 多くの人が、この瞬間を祝った。 避難先から自宅を目指す一人はBBCに、「これは抵抗の勝利だ」と話した。 車中からヒズボラの黄色と緑の旗を振る人や、2カ月前にイスラエルの空爆で死亡した同組織の元指導者ハッサン・ナスララの画像のポスターを掲げる人もいた。 しかし、人々が戻り始めている南部の最大都市ティルス(スール)では、イスラエルの攻撃によって多くの建物が被害を受けていた。 ヒューゴ・バシェーガ中東特派員が報告する。
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