【輸入車購入術】“もしトラ”で円高? それでも最新Gクラスを買った方がいいと判断した理由まとめ
納期半年以上の人気モデルはいまが買いのチャンスか?
人気のクロスカントリーSUVである新型Gクラスが日本発売を迎えました。メルセデス・ベンツはG450d、メルセデスAMGはG63と、両ブランドともに人気オプション満載のお買い得プレミアモデル「ローンチエディション」のみを設定。ベースモデルをご自身でビスポークできるのはもう少し先のハナシになります。 この記事の他の画像を見る
クルマは正常進化であらゆる部分が磨かれているものの、先代G400dデビュー当時の価格は1289万円(2021年5月)。一方、今回の新型G450dローンチエディションの価格は2110万円也(G63は3080万円)。ベース価格はわかりませんが、まあ察するにザックリ300万円程度はお安くなるのでは? という雰囲気。
某販社のセールス氏とコンタクトすると「いまお待ちいただいているお客様に新型の価格を伝えお返事をいただいているところです。スパッと納期をお伝え出来ないのは心苦しいかぎりですが、円安が続いたせいか、皆さん価格上昇は覚悟されていたようです」とのこと。円安が続いたので順番待ちを降りる方はとっくに降りている、ということかもしれません。
ドル円に限らず為替レートを大きく左右するのはやはり米大統領選挙の行方です。トランプ前大統領(現・共和党大統領候補)がラリー中のスピーチで「行き過ぎたドル高傾向」に触れたとたん、ドル円相場は一気に円高へ。いまじゃ利上げも手伝って1ドル152円台に突入(執筆時点)。
トランプ政権が確定したらどうなるか? 現状を考えると140円台に突入することも想定しなくてはいけません。現状、インポーター各社がいくらで決済しているかわかりませんが、円高が進むと高額車であるほど価格は下がりますから、こうなると納期が大きく左右します。
というのは、通常インポーター各社は四半期に一度、価格を改定するのが通例でした。しかし、為替の値動きが激しい昨今、このデフォルトさえキープできず随時価格を見直す傾向にあります。もしもお安く販売できる為替状況が来ればキャンペーンで頭金補助するなど、その調整に余念がありません。