元阪神・伊藤隼太氏、オイシックス新潟の野手コーチに就任「新しい歴史をつくっていける」「学んだことを惜しみなく還元」
今季まで独立リーグの四国IL愛媛で野手コーチを務めた伊藤隼太氏（35）が、イースタン・リーグに所属するオイシックス新潟の野手コーチに来季から就任することが2日にも球団から正式発表される。 【写真】阪神時代の伊藤隼太。阪神退団後は独立リーグの四国IL愛媛に所属していた 伊藤氏は慶大から2011年ドラフト1位で阪神へ入団。21年より選手兼コーチで愛媛入りし、今季はコーチ専任となり11月21日に退団した。 伊藤氏は指導者として見識を広げるため今月半ばまで約1カ月間、プエルトリコのウインターリーグに自費で参加中。今年からNPBの2軍と戦うチームからのオファーに「新しい歴史をつくっていけることが楽しみ。同時に、勝利と育成の両方を目標に掲げる球団で重責を担うことに強い使命感もある」と決意表明。15年阪神ドラ1で、来季が2年目となる高山俊外野手（31）と選手、コーチの間柄で接することにも「とても楽しみです」と心待ちにしている。 今年10月にはファーム日本選手権でテレビ解説者デビュー。セカンドキャリアの経験値を積み上げている真っ最中だ。今後は4年間、NPB球団と比較して厳しい環境下で切磋琢磨する若手選手を指導した経験を基に「学んだことを惜しみなく還元したい。選手とともに自分自身も指導者として成長したい」と誓った。 （山戸英州）
