「後ろに構えて視野から消えながら前に入ってくる」

東京V戦で相手のオウンゴールを誘発した藤尾。写真：田中研治（サッカーダイジェスト写真部）

　元日本代表MFの小野伸二氏が、フジテレビ系列のサッカー専門番組「MONDAY FOOTBALL みんなのJ」に出演。FC町田ゼルビアに所属するU-23日本代表のFW藤尾翔太について語った。 【動画】小野伸二が藤尾翔太を称賛！東京V戦の決勝点 　藤尾は今季ここまで19試合に出場し、首位を走る町田でチームトップの８得点の活躍。パリ五輪に出場する大岩ジャパンにも選出されている。 　そんな23歳は、パリに旅立つ前の最後の一戦だった14日のJ１第23節・東京ヴェルディ戦（１－０）にフル出場。６分には鈴木準弥のクロスに反応し、ゴール前に飛び込み、相手DFのオウンゴールを誘発した。 　このプレーについて、小野氏は藤尾の高い貢献度に言及する。 「良いポジショニングもありますけど、後ろに構えて（相手DFの）視野から消えながら前に入ってくる。守備も『あ、いきなり来た！』と思ったでしょうね。オウンゴールになってしまいましたけど、藤尾選手の動きがこのゴールを生んだのではないでしょうか」 　また、小野氏は藤尾の推進力に関しても「フィジカルが強いし、ボディバランスが崩れないじゃないですか。しっかり手で押さえながらボールをキープしていますし。相手にとって嫌ですね」と評価した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部