愛車のジープを手放し、急逝した父のフィアットを継いだ土佐兄弟・有輝の男気!「このほうが自分らしい」
父の愛車を受け継いだ弟を、兄はどう見ているのだろう。
卓也「粋だねぇ、と思いました。家族会議で『父の車をどうするか』って話になったんです。母は運転しないし、駐車場を借りたまま置いておくだけじゃお金ももったいない。そうしたら有輝が『じゃあ、俺が乗ろうかな』って。 意外に男気があるんですよ、昔から。僕のうちは4人家族だから小さくて乗れないので。言ったその場でジープのディーラーに電話してました。手放さなくて済んで母も喜んでましたよ。よく夫婦でドライブに行ってたので」。
有輝「今ではフィアットの方が自分らしくて、しっくりきています。レネゲードでは入りにくかった路地も運転できるし、馬力もある。ブルーも昔から好きなんですよ。小さい頃に使ってた筆箱もゲームボーイも青だったし、初めて買った漫才衣装のネクタイも青だったなぁ」。 卓也「そういえば、親父も青のセットアップとか着てたよね」。
スモーク有り、ドラレコ無し。父のカスタム基準の謎
車内には、父親である恭一さんが残したサングラスやビニール傘などが今でも置きっぱなしになっていた。 有輝「あ、これ恭一のサングラスです」。 卓也「乗っけたままなのかよ。しかも、今日かけてる有輝のサングラスと同じ形じゃん」。
有輝「トランクにもビニール傘とか掃除機とか、事故のときに使う発炎筒や三角板が置きっぱなし。やっぱり、なかなか降ろせないですね。 バックミラーにかかっているのは、恭一が付けてた犬のチャーム。昔、実家で飼ってたコタロウっていうトイプードルで、母がフェルトで裁縫したやつです。本当は外したいんですけどね」。 卓也「それは別に外さなくてもいいだろ」。
卓也「そういえばフィアットの車内、最初はタバコの臭いがキツかったよな」。 有輝「そうそう。親父は紙タバコ派だったから。車にも臭いが染み付いてて、マジで地獄だった。窓ガラスにスモークを貼ってたのも謎だったよね。運転しにくいから全部取ってもらいましたけど」。