12月13日は年金支給日!老齢年金「月20万円」の高額な年金をもらえる人の割合&現役時代の年収
次の年金支給日は、12月13日です。 ただし、12月13日に振り込まれる年金額は人によって大きく異なります。 ◆【年金の一覧表】厚生年金と国民年金の受給額分布(厚生労働省) では、「月20万円」の高額な年金をもらえる人はどれくらいいるのでしょうか。 本記事では、月20万円の年金をもらえる人の割合を紹介します。月20万円の年金を受け取るために必要な現役時代の平均年収についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年金を「月20万円」もらえる人はどれくらいいるのか
ではさっそく、月20万円の年金をもらえる人がどれくらいいるのか確認しましょう。 ●厚生年金 厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給者の年金受給額(国民年金+厚生年金)の分布は以下のとおりです。 厚生年金受給者の年金受給額分布(国民年金+厚生年金) 年金受給額 割合 ・月額1万円未満 0.38% ・月額1万円以上2万円未満 0.10% ・月額2万円以上3万円未満 0.34% ・月額3万円以上4万円未満 0.59% ・月額4万円以上5万円未満 0.64% ・月額5万円以上6万円未満 0.96% ・月額6万円以上7万円未満 2.57% ・月額7万円以上8万円未満 4.30% ・月額8万円以上9万円未満 5.80% ・月額9万円以上10万円未満 7.03% ・月額10万円以上11万円未満 7.05% ・月額11万円以上12万円未満 6.47% ・月額12万円以上13万円未満 5.91% ・月額13万円以上14万円未満 5.79% ・月額14万円以上15万円未満 5.96% ・月額15万円以上16万円未満 6.21% ・月額16万円以上17万円未満 6.51% ・月額17万円以上18万円未満 6.62% ・月額18万円以上19万円未満 6.32% ・月額19万円以上20万円未満 5.69% ・月額20万円以上21万円未満 4.75% ・月額21万円以上22万円未満 3.56% ・月額22万円以上23万円未満 2.40% ・月額23万円以上24万円未満 1.58% ・月額24万円以上25万円未満 1.04% ・月額25万円以上26万円未満 0.64% ・月額26万円以上27万円未満 0.37% ・月額27万円以上28万円未満 0.21% ・月額28万円以上29万円未満 0.10% ・月額29万円以上30万円未満 0.05% ・月額30万円以上 0.08% 平均年金月額 14万3973円 *厚生年金保険受給権者には、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない報酬比例部分のみの 65 歳未満の受給権者が含まれている 厚生年金受給者のうち月20万円以上の年金を受け取る人の割合は、約14.8%となります。やはり、月20万円の年金をもらえる人は少数派であることがわかるでしょう。 また、上記の数値は現役時代に会社員や公務員としての勤務経験がある厚生年金受給者がもらえる年金となっています。 ●国民年金 会社員や公務員経験がない自営業者・専業主婦が受け取る年金はもっと少額です。 厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の受給額の分布は以下のとおりです。 国民年金の受給額分布 年金受給額 割合 ・月額1万円未満 0.2% ・月額1万円以上2万円未満 0.8% ・月額2万円以上3万円未満 2.6% ・月額3万円以上4万円未満 8.0% ・月額4万円以上5万円未満 13.9% ・月額5万円以上6万円未満 24.7% ・月額6万円以上7万円未満 44.4% ・月額7万円以上 5.3% 平均年金月額 5万6316円 平均額は月5万6316円と、月20万円の4分の1程度になっています。最近、国民年金の給付水準を引き上げる話も出ていますが、いずれにせよ国民年金のみで月20万円を超えることは難しいでしょう。