「ブロンコII顔」がいかす! アルパインスタイル新型車「ベアス」「ベアス+」登場
若者に刺さったアメリカンスタイル!
アルパインスタイルが今からちょうど1年前の東京オートサロン2023で発表したコンプリートカーが、「カリカ」と「ハバナ」だ。 【写真】まるでアメリカ車 新型車「ベアス」「ソノバ」の細部を見る【逆スラント顔】 (75枚) どちらもカリフォルニアの青い空・青い海をイメージしたスタイルで、古き良きアメ車からインスパイアを受けた個性あふれるデザインを纏う。 今やクルマ好きはオジサンばかりだが(笑)、インパクトあふれるルックスと完成度の高さは若者や女性にも刺さり、生産が追い付かないほどの大ヒットモデルになっているという。 そしてこのたび東京オートサロン2024で、コンセプトを同じくする第2弾としてお披露目されるのが、ジムニーがベースの「ベアス」と、ジムニー・シエラがベースの「ベアス+」である。 今回から「Cal's Motor(キャルズモーター)」というニューブランドを名乗り、新型車を含む5車種を展開していく形だ。 ここでは、その中から「ベアス」「ベアス+」をチェックしていこう。
キャルズモーターの本格オフローダー
もっとも特徴的なのは見ての通りインパクトあふれる顔つき。 角型ヘッドライトとメッキグリル、メッキバンパーによってジムニーの面影は皆無といっていい。 その姿はまるで2代目ブロンコを想わす“ちょっと懐かしいアメリカン4×4”のテイストを感じさせるが、ヘッドライト、ポジションランプ、ウインカーともに現代らしく光源にはLEDを使用した。 そしてバンパーは凹形状で、ボンネット前端に「CAL’S MOTOR」のロゴもあしらわれるなどディテールへのこだわりもたっぷり。
ごっそり変える 逆スラントの作り方
というのも、グリル&ヘッドライトユニットを総入れ替えしたカスタマイズはよく見掛けるけれど、この「ベアス」は違う。 他にはないデザインとするために、2つのライトとグリルはもちろん、それらを囲むボディワークごとゴソっとオリジナルにしているのだ。 これによりキャルズモーターのアイデンティティでもある逆スラントの顔立ちを実現し、一般的なカスタムカーより一歩踏み込んだ造形を作り上げることができた。 なお、ボディカラーはツートーンが4タイプ、モノトーンが8タイプの合計12タイプだ。 インテリアは、7型のアルパイン製ディスプレイオーディオやETC車載器、バックカメラなどが標準装着されており、オプションには9型大画面カーナビやデジタルルームミラー、レザー調シートカバー、リアモニター、レザーステアリングなどを用意した。