深川麻衣 アイドルグループ卒業後、ドラマ、映画、舞台で快進撃を続ける実力派俳優に!
「乃木坂46」の第1期生として活動し、2016年にグループを卒業後、本格的に俳優活動をスタートした深川麻衣さん。2017年に「スキップ」で舞台初主演。2018年には「パンとバスと2度目のハツコイ」(今泉力哉監督)で映画初出演にして初主演を果たし、連続テレビ小説「まんぷく」(NHK)、映画「おもいで写眞」(熊澤尚人監督)、「特捜9」(テレビ朝日系)などに出演。2025年1月24日(金)に主演映画「嗤う蟲」(城定秀夫監督)が公開される深川麻衣さんにインタビュー。(※この記事は全3回の前編) 【画像】「乃木坂46」を5年間で卒業、本格的に俳優業スタート
■芸能界を目指して上京する前に、手に職をと…
静岡県で生まれ育った深川さんは、小さい頃は恥ずかしがり屋で、あまり表立って出ていくような感じではなかったという。 「学級委員とかはもってのほかで、算数の授業のときは、本で読んだ授業で当てられないおまじないをしたりしていました(笑)」 ――それが人前に出ても平気になったのは、いつ頃からですか 「中学生のときから、同世代の子が雑誌やテレビで活躍しているのを見て『可愛いな、すごいな』って憧れていたんですけど、正確にはいつなんだろう? 自分でも天邪鬼(あまのじゃく)だなって思います。すごく緊張するくせに、何かを表現することに憧れていました。 仕事としてやってみたいと思い始めたのは、中学生ぐらいだったと思います。母の影響で、絵を描くのはすごく好きだったので、考えていることや頭の中にあるものを表現することは好きだったんだと思います」 中学校時代は美術部に所属し、芸術科の高等学校に進学。油絵や日本画を学びながらデザインを専攻し、高校卒業後、愛知県名古屋市にある服飾専門学校に進学する。 ――芸能界を目指して上京する前に手に職をと考えて服飾専門学校に…というのはすごく堅実ですね。ご自身の考えだったのですか 「そうです。結構現実的な考え方かもしれませんが、高校を卒業してすぐに上京という決心が、まだその時点ではついてなかったし、芸能のお仕事は不安定な世界ではあるので、うまくいかなくなったとしても、家族にも迷惑をかけたり、困らせないために資格はしっかり取っておきたいと思って。 もし就職するなら服が好きだったので、服飾関係がいいなと思って専門学校に通うことにしました」 ――専門学校卒業後に上京することについてご両親は? 「お父さんの方がちょっと心配していたんですが、両親ともやりたいことは背中を押してくれるスタンスだったので 私がやりたいことに否定はされませんでした。『1回チャレンジしてみたらいいんじゃない?』と背中を押してもらえたおかげで、上京する決心が固まりました」