北九州中学生殺傷事件、防犯カメラ映像公開しないワケ 元千葉県警警部が推察「犯人のめぼしが…」
元千葉県警警部の田野重徳氏が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。北九州市小倉南区にあるマクドナルドの店舗で中学3年の男女が男に殺傷された事件について言及した。 【写真】中学生が刺される事件のあった店舗の出入り口に手向けられた花束や飲み物 同市小倉南区のマクドナルド322徳力店で14日夜、男が突然、男女2人を刃物のようなもので刺して逃走した。女子生徒は腹を刺されて死亡、男子生徒は腰を刺されて入院している。男は逃走し、福岡県警は行方を捜査している。 県警は16日、2人を刺した40歳くらいの男が黄色っぽいサンダルを履いていたと明らかにした。身長1メートル70くらい、着衣は上半身が灰色、下半身は黒。店の前の国道322号を徒歩で北に逃げたとみられる。男子生徒は警察の調べに、男とは面識がないと述べている。 番組では、現場の店の関係者を取材し、店内には少なくとも5台の防犯カメラが設置されていると伝えた。田野氏は、これまで防犯カメラ映像が公開されていない理由について「防犯カメラ映像の公開は捜査が行き詰った時の警察の最後の手段。犯人のめぼしがついているので公開しないのでは」と推察。公開するデメリットとして「犯人が追い詰められて自暴自棄になり第2の凶行や自殺の恐れもある」ことを挙げた。