「GK大国」ドイツの過酷な定位置争い【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
グローブを着けたメッシと形容されるほど高い評価を
世界屈指の実力者にもかかわらず、代表ではベンチを温め続けるテア・シュテーゲン。不動の地位を築くノイアーの壁に苦しんでいる。(C) Getty Images
バルセロナで不動の守護神に君臨するテア・シュテーゲンですら、ドイツ代表ではノイアーの牙城を崩せず、いまだ二番手の扱いだ。そのうえ、新たな世代も育っている。「GK大国」の過酷な定位置争いに、終わりはない。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2019年12月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 3月のセルビア戦(親善試合)は不甲斐ない内容でドローに終わり、9月のオランダ戦(EURO2020予選)はホームで2―4の完敗を喫するなど、ドイツ代表にとって2019年は決して素晴らしい1年ではなかった。ただ、EURO予選のラスト2試合でベラルーシに4―0、北アイルランドに6―1と完勝し、グループ首位で出場が決定。直接対決で力の違いを見せつけられたオランダを上回り、ハッピーエンドで幕を閉じた。 ヨアヒム・
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