ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス・ベルモンド・トレイン（フランス・パリ～フレンチアルプス）

Courtesy of Belmond

この12月、1920年代のアールデコにインスピレーションを受けたベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス・ベルモンド・トレインが、パリ発フレンチアルプス行きの1泊プランの提供を開始。乗客を、雪が降り積もるアルプスに連れ出します。オプションとして、（1992年に冬季オリンピックが開催された）アルベールビル、あるいは（世界最大のスキー場であるトロワヴァレーの入り口でもある魅力的な町）ムーティエで下車することが可能ですが、タロンテーズ渓谷に位置するブール＝サン＝モーリスにたどり着くまで車内でゆっくりと過ごすのもいいものです。 夕方にパリを出発したら、バーが入る車両「3674」でピアノの生演奏を聴きながらカクテルを味わいましょう。その後は3両ある食堂車でフランス人シェフ、ジャン・インベルトが考案したディナーに舌鼓を打ってください。季節の素材がふんだんに使われています。翌朝目覚めると、車窓の外に広がるのはサヴォワ地方の風景。いくつもの料理を楽しめるブランチ・コースでお腹を満たしたら、ちょうどいい時刻。スキーやアルプス散策へ出掛ける準備をしましょう。フレンチアルプスに到着するのに、これほどゴージャスな時間の使い方が、これまであったでしょうか。 美しい冬の世界を眺めるのに、列車の座席は特等席。世界のさまざまな車窓から、冬景色を堪能してみましょう。