「劣等感を抱えていた」宮野真守「何で僕は上手くいかないんだろう」子供時代のコンプレックスから得た「笑い」への思い
「いちげさんどんどん来て」楽しませることを諦めない
宮野: 今、ライブ活動もやっていて、いつもエンターテインメントショーをやりたいと思っているんです。 できているかどうか分からないけど…。 でも、楽しませるということを諦めないでやる。 「誰が見ても楽しいライブって何だろう?」と、いつも考えながらやっています。 だから「いちげんさん、どんどん来て!」という感じのライブを作りたいなって思っていて、初めて見て「面白い!」と思ってもらえるのがいいなと思っています。 そんな宮野さんが大切にしている言葉、“One Word”とは?
宮野真守の“大切にしている言葉”
宮野: 「Laugh&Peace」 20代の前半くらいのときに「座右の銘は何ですか?」と雑誌の取材で聞かれて、あんまり座右の銘とか考えたことなかったんですけど、「自分が大切にしているものは何なんだろう?」と思ったときに(ラブ&ピースを)もじって、「Laugh&Peace(ラフ&ピース)ですかね」と言ったんです。 そのときに全部をポジティブで包んだような意味で言ったのではなく、若干のネガティブも入っていて。 宮野さんが大切な言葉として挙げたのは、そのキャラクターを具現化したようなフレーズ、「Laugh&Peace」。 しかし実はこの言葉の出発点は、“子役時代の劣等感”にあると言います。 宮野: 僕自身が怖がりであることから生まれたこの思い、もしかしたら子どもの頃からそうなのかもしれないです。 子役としてもなかなか上手くいかなくて、劣等感を抱えるような子ども時代だったかなと思うんです。 子どもの頃「何で僕は上手くいかないんだろう」「何で僕はテレビ出られないんだろう」とか…特に10代、大きくなっていくにつれて、どんどんその劣等感みたいなものは強くなっていきました。 自分がふざけたり、周りを笑わそうとするのかって、自分がどう見られているかが「怖いから」なんですよね。 笑ってくれたって瞬間に何か自分が認められたような気がして。 小さい頃の宮野さんにとって、劣等感や怖がりの自分を隠すためだった「笑う」ということ。 しかし、今ではその捉え方が変わったといいます。 宮野: 笑いが起こる瞬間ってとてもポジティブじゃないですか。 すごくポジティブで、嘘がない。 その空気感が広がっていくと「生きているな、活動しているな」と思う。 もっと大きなことを言ったら、それが世界中に充満したら平和になる、「Laugh&Peace(ラフ&ピース)だ!」みたいな(笑) 求められて応えるという事が幸せなので…ビッグオファー待っています!(笑) でも、そういう事なんだと思うんです(笑) 舞台にしても、声優にしても、テレビにしても自分ができる事をオファーが来たときに応えられるように、自分自身を磨いていくだけかなと思います。 (『ノンストップ!』2024年7月12日放送より)
ノンストップ!