「劣等感を抱えていた」宮野真守「何で僕は上手くいかないんだろう」子供時代のコンプレックスから得た「笑い」への思い
声優の宮野真守さん。 声優や俳優・アーティストとして活躍する中で心がけていること、劣等感を抱えていたという子役時代、そして大切にしている言葉“One Word”を、ノンストップ!のインタビューで語りました。 【写真21枚】宮野真守インタビュー 幼少期の写真も 多くの人気アニメだけでなく、ドラマやバラエティでも活躍する宮野さん。 またアーティストとしても、25枚目のシングル「The Battle」を2024年7月24日に発売するなど、様々な分野でマルチに活動するエンターテイナーです。 宮野: ラジオもやらせていただくんですけど、すごく年齢層が(広く)あるお手紙が届くんです。 面白かったのが「うちの子が反応するのがアンパンマン、トーマス、宮野真守なんです」と言われて(笑) 「俺、その並びにいるんだ!」と思ったときに、なんかちょっとマスコット的な感じでうれしかったです。 そんな宮野さんの芸能キャリアのスタートは、小学生の頃までさかのぼります。
アニメ『DEATH NOTE』夜神月役でブレイク
7歳で児童劇団に入団し、子役として芸能界デビューした宮野さん。 宮野: 僕自身はテレビっ子でエンタメの世界に憧れていたので、劇団時代からレッスンや劇団主催の大会に出たりしていました。 18歳のとき、オーディションに合格し、声優デビュー。 声優としてブレイクしたのはアニメ『DEATH NOTE』夜神月役でした。 宮野: 初めてNHKの海外ドラマの吹き替えをやらせてもらったのが18歳のときでした。 その後、立て続けに2、3作品に出演が決まったんですが、中でも『DEATH NOTE』という作品が大きかったと思います。 誰もが知る作品の主役をやらせてもらいました。
“役を生きる”と自然に役にダイブできる
宮野: (声優は)自分の中で“演じる”というよりも“役を生きる”といつも言うんですけど、役を生きるってどれだけその役の人生を知るかだなと今は思っていて。 「どうやって彼はここにいるのか?どういう生き方をしてきて今があるのか?」をすごく考えるようになりました。 そうすると自然と役にダイブできるというか。 アニメーションって総合演出だなと思うんです。 画の芝居を作ってらっしゃる方がいて、僕らはそこにアフターレコーディング、“アフレコ”をする。 後から声を入れていく作業なんですけど、ちゃんと自分の感情を震わせた言葉じゃなくちゃいけない。 でも自分1人でやっているのではなくて、キャラクターがいて、動いてくれているから、そこに乗っかって生まれてくるものみたいなのがある。 だから当事者でもあるし、どこか第三者な目線もあるという…何か不思議な感覚があって、みんなで一緒に芸術を作っているみたいな感じです。 さらに宮野さんは現在、声優だけでなく、歌手としても活躍の場を広げています。 声優として歌手として今後やりたいこと…