JMSで注目された原付ミニカー「Lean3」が東京・羽田で展示&デモ走行を披露
独自の技術で作りこまれたマイクロモビリティはEV普及の起爆剤になるか!?
幕張メッセで開催された「ジャパン モビリティショー ビズウィーク 2024」に出展され、ひときわ注目を集めたEVの都市型マイクロモビリティの「Lean3(リーンスリー)」。11月2日、3日に羽田イノベーションシティ(東京都大田区)内で開催される“HANEDAスマートシティEXPO 2024”内のプログラム「PiO PARK X」で展示されるとともに、来場者向けに特別走行イベントが開催されるという。 【写真】「Lean3」をもっと見る 去る10月15日から18日に幕張メッセ(千葉県)で開催された「ジャパン モビリティショー ビズウィーク 2024」。ビジネスイベントとして合計203の企業・団体が参加して盛況のうちに閉幕したが、なかでも注目を浴びていたのがLean Mobility株式会社(以下、リーンモビリティ)が開発した都市型マイクロモビリティの「Lean3」だ。その完成度は群を抜いており、会期中はいつも人だかりができていた。また、各種報道で2025年半ばに台湾を皮切りに日本でも発売開始とアナウンスされたこともあり、その後が気になっている人が多いようだ。 「Lean3」については、過去にも紹介しているので詳細は省くが、簡単に言えば都市部での利用を前提としたマイクロモビリティだ。リーンモビリティでは、後述するロボティクス技術を採用したモビリティであることから “RideRoide(ライドロイド)”と呼んでいる。 乗車定員は2名で設計されているが、日本では法規の関係で1名乗車の原付ミニカーになる。将来的には2名乗車の超小型モビリティ(型式指定車)としての販売も視野に入っているようだが、車検不要の原付ミニカーに対して、超小型モビリティでは車検が必要となるので悩みどころではあるだろう(どちらも車庫証明は不要)。 想定される国内販売価格は90万円前後。バッテリーは別途サブスクリプションで提供するサービスを想定しており、こちらは月額3000円から4000円になる見込みだ。車両代は内容を考慮するなら非常にリーズナブルであり、バッテリーはガソリン代相当と考えれば総ランニングコストは軽自動車よりも抑えられる。 リーンモビリティでは自治体との連携も進めている。たとえば愛知県豊田市とは公務用車両、観光地における利用促進、市内の事業所や団体へ通勤車両としての導入、市民への導入支援などで協力するという。