JMSで注目された原付ミニカー「Lean3」が東京・羽田で展示&デモ走行を披露
バイクの取回し性と乗用車の安定&快適性を持つ
「Lean3」は、前2輪/後1輪の電動3輪車であり、後輪ホイールの中にビルトインしたいわゆる“インホイールモーター”で駆動される。さらに前輪側には「アクティブ・リーン・システム」と名付けられた独自開発のサスペンション制御システムも搭載。Gジャイロセンサーによって、旋回時や悪路走行時にも車両姿勢を安定させるロボティクス技術だ。バイクのような取り回しの良さと、乗用車の快適性と静粛性を併せ持つ。小さな車体ではあるが、中身は斬新かつハイテクの新しいマイクロモビリティである。 ちなみにリーンモビリティの谷中壯弘社長は、トヨタ自動車出身で在職中には「TOYOTA i-ROAD、C+pod、C+walk」の製品開発を手掛けていたマイクロモビリティのスペシャリストだ。台湾のLean Mobility Inc.と共同で2022年にリーンモビリティ株式会社を立ち上げたが、わずか3年でここまで完成させたのはさすがだ。
国内発売前に実車を確認するチャンス
上述のとおり、その完成度の高さで大注目のLean3だが、実際に走っている姿を目にしたことがある人はまだ少ない。そこで、紹介しておきたいのが11月2日、3日の両日に開催される「HANEDAスマートシティEXPO2024」。このイベントの一環として併催される「Pio PARK X 2024」のコンテンツとして、Lean3が展示されるとともにデモ走行を披露するという。 【PiO PARK X 2024開催概要】 【日時】2024年11月2日(土)、3日(日) ※車両展示はともに10:00~17:00 【会場】PiO PARK:東京都大田区羽田空港1丁目1番4号 HICity ZONE K201 【アクセス】京浜急行電鉄空港線「天空橋駅」より直結 【参加申し込み】不要 【入場】無料 ※当日併催される一部ワークショップ型コンテンツは有料 「Lean3」の走りを発売前に目にするまたとないチャンスだ。「アクティブ・リーン・システム」がいったいどんな動きをするのか、その走りには期待大。お時間があるならばぜひ足を運んでいただきたい。 【主要諸元 リーン3プロトタイプ(日本仕様/原付ミニカー)】 ・全長×全幅×全高:2470×970×1570mm ・ホイールベース:1800mm ・トレッド:850mm ・最小回転半径:3.6m ・タイヤサイズ:前90/90 R14 後150/70 R14 ・乗車定員:1名 ・駆動方式:後輪 ・モーター:インホイールモーター ・最高速:60km/h ・電池:リン酸鉄リチウムイオン ・電池容量:8.1kWh ・充電時間:AC100V/約7時間 AC200V/約5時間※ ・航続距離:100km(WLTCクラス1) ※暫定値