県内86チームの頂点に 「FCベルテックス」飯田市長表敬し優勝報告【長野県高森町】
長野県高森町を拠点とする少年サッカークラブ「FCベルテックス」が9歳以下の県大会「コパ・ラズーソ」で優勝した。24日にはメンバー8人が飯田市役所を訪れ、佐藤健市長らに結果を報告した。 松本山雅FCが主催する6人制の大会で、今年は86チームが出場した。ベルテックスは一次予選を2勝1分け、二次予選を4戦全勝で突破。決勝トーナメントの準決勝では3―2、決勝は6―5などと接戦を勝ち切って頂点に立った。 メンバーは平澤快君(9)=上郷小=、矢澤心晴君(同)=松尾小=、麦島遥太君(同)=丸山小=、林歩夢君(8)=同=、南壽燈馬君(9)=同=、伊藤魁星君(8)=伊賀良小=、久保田琉斗君(9)=上郷小=、細田湊斗君(同)=伊賀良小=の8人。 ユニホーム姿で市役所を訪れた子どもたちは一人ずつ大会の感想を発表した。キャプテンの南壽君は「みんなと一緒に優勝できてうれしかった」、大会のベストメンバーに選ばれたゴールキーパーの平澤君は「いろんなシュートを止めれてよかった」と喜びを語った。 昨年はベスト8だったため、今年は優勝を目標に練習に取り組んできた。大会では先制点を奪われることも多かったが、選手同士で励まし合って諦めずに戦い、南壽惇二監督(40)は「たくましさを感じた」という。 佐藤市長は今後のさらなる成長に期待し「このチームからJリーグの選手や日本代表が出ることを楽しみにしている」と呼び掛けた。 南壽君はスペインのサッカーチーム、FCバルセロナの国際エリート強化合宿のメンバーに選ばれ、26日から11月7日までスペインで開かれる合宿に参加する。 同クラブは2021年に創立し、現在は園児から中学生まで約135人が所属している。