【ネット通販】販売業者「コード決済アプリで返金」→手続き 2万返金のはずが10万送金の事例 国民生活センター「X」
ネット通販で商品を購入したところ、販売業者から「欠品のため〇〇ペイなどのコード決済アプリで返金する」と言われ、返金手続きをしているうちに、「返金」してもらうはずが「送金」していたという内容の相談が寄せられているとして、国民生活センターがXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。 【画像】2万返金されるはずが10万送金 これが“コード決済アプリ”を悪用した詐欺事例です
「〇〇ペイで返金する」と言われたら詐欺を疑って
国民生活センターによると、インターネットで腕時計を購入し、前払いで個人名義の口座に約2万円振り込んだところ、相手から「商品が欠品になった。返金するので担当者と無料通話アプリでやり取りするように」という内容のメールが届いた事例があるということです。 腕時計の購入者が無料通話アプリで連絡すると、すぐに「〇〇ペイで返金する」と言われ、指示された通りに数字などの入力を繰り返したところ、気付いたときには約10万円送金させられていたといいます。 その後、購入者が販売業者にメールをしても連絡がなく、無料通話アプリもすでにブロックされていたということです。 国民生活センターは「販売業者から『〇〇ペイで返金します』と言われたら詐欺を疑いましょう。 相手方の指示に従ってはいけません」と注意喚起。 また、次のようなサイトは詐欺サイトの恐れがあるとして、利用前によく確認するよう求めています。 【詐欺サイトの疑いがあるサイトの主な特徴】 ・販売業者の名称、所在地、電話番号が明確に記載されていない ・商品価格が通常より安い ・支払方法が銀行振り込みや電子マネーに限定されている ・返品、返金ルールが記載されていない 困ったときは、居住先の自治体の消費生活センターや最寄りの警察などに相談するよう、アドバイスしています(消費者ホットライン188、警察相談専用電話「#9110」番)。
オトナンサー編集部