【特集】隣の車にドアがぶつかる“ドアパンチ” 泣き寝入り…でも修理は高額 被害の実態と対処法とは 《新潟》
さらに、塗装がはがれる被害も
さらに4月、男性の娘も、商業施設の駐車場でドアパンチの被害に遭いました。 被害に遭った妙高市の男性 「助手席側の上の部分が完全に塗装が剥離していて、下部の方はへこみとキズがあったので」 こちらも加害者は特定できず…。 被害に遭った妙高市の男性 「人のものを傷つけたりということが故意じゃないにしろ、やっぱり謝罪があってもよいのかなと残念な気持ちになります」
板金修理を行う業者には年間50件の修理依頼が
新潟市で鈑金修理を請け負う会社には、年間約50件の「ドアパンチ」による修理依頼が寄せられ、その依頼は年々増加傾向にあると言います。 鈑金のモドーリー県庁前店 澤栗壮彦マネージャー 「シーズンは特にないんですけども、風が強かった週に、特にお問い合わせが多くて、(月に)約4件から5件ほどの修理依頼がございます」
被害者の4割が相手を特定できず
また、「ドアパンチ」被害のうち4割ほどの人が相手を特定できず、泣き寝入りの状態で修理の依頼があると言います。 鈑金のモドーリー県庁前店 担当者は 「いつ付いたかわからないキズなんですというお客様の声を多くいただきます。費用をかけたくないお客様がたくさんいらっしゃるので、なるべく費用を抑えられるような修理方法を提案させていただいています」
道路交通法違反の可能性も
警察によると、「ドアパンチ」を起こしそのまま逃げた場合、道路交通法違反に問われ、3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金を科されるケースもあるということです。
「ドアパンチ」を防ぐ対策とは
JAFによると、安全な降り方として、ドアレバーを引きながら、少しだけドアを開けた上で右手でドアを持ち大きく開かないように抑える。 力が弱い子どもの場合は、チャイルドロックをかけて大人が外から開けることが望ましいということです。 また、風が強い日は周囲の車と離して駐車するなど、被害を未然に防ぐことが大切です。 (2024年5月「夕方ワイド新潟一番」放送・ニュース配信) ※金額など内容は取材当時のものです
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