小林陵侑20位、総合連覇は絶望的「圧倒的に足りないことがわかった」…ジャンプ週間第3戦
【インスブルック(オーストリア)=平地一紀】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は4日、オーストリアのインスブルックで伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第13戦(HS128メートル、K点120メートル)が行われ、昨季ジャンプ週間総合優勝の小林陵侑(チームROY)は127メートルと120メートル50を飛び、合計233・1点の20位だった。中村直幹(フライングラボラトリー)は21位、小林朔太郎(雪印メグミルク)は29位だった。佐藤慧一(同)は2回目に進めなかった。シュテファン・クラフト(オーストリア)がW杯通算45勝目を挙げ、ジャンプ週間総合首位に立った。 【写真】札幌「日の丸飛行隊」表彰台独占も2月6日の日曜日…50年後に小林陵侑が「金」
ジャンプ週間3戦目まで終え、小林陵の総合連覇は、絶望的となった。1回目はヒルサイズに迫るジャンプで場内を沸かせたものの、2回目は伸ばせずに順位を落とした。表彰台は、地元の大声援を受けたオーストリア勢が独占。小林陵は「圧倒的に足りないことがわかった。後は、いい方向に行けば」と達観した様子で話した。オーストリア国内で場所を移して行われる5日からの最終戦では、今季後半戦につながる結果と手応えがほしい。