初防衛に成功の武居由樹が10月に初のタイトル戦の那須川天心に「頑張ってください。応援しています」とエール
プロボクシングの「Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、東京・有明アリーナ)で行われた「WBO世界バンタム級タイトルマッチ」で初防衛を果たした武居由樹(大橋)が試合後のインタビューで10月に初のタイトル戦となる「WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦」に臨む那須川天心にエールを贈った。 武居はこの日、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(同級1位、志成)と対戦。一進一退の攻防を繰り広げる中、11Rにスリップ気味ながらダウンを奪われ、絶体絶命のピンチとなったが最終12Rに怒涛のラッシュを見せポイントを取り返し、114-113、114-113、115-112の際どい判定で勝利を覚めた。 試合後のリング上のインタビューでは武居は「すいません。自分の中ではこの勝ちにはまだ納得できていなくて。でも大吾さんと最高の試合ができてよかったです。大吾さん、野木さん、本当にありがとうございます」と戦った比嘉とそのトレーナーの野木丈司氏に感謝の言葉。
そして「比嘉選手、本当に打たれ強いし、気持ちも強くてガンガン前に出てきて。パンチも強くて、自分がやられたくないことをいっぱいやられて、強いファイターでした。本当に感謝しています」と比嘉の印象を語った。 11Rのダウンについては「自分の中ではダウンとは分からないですが。ダウンを取られてもおかしくないパンチのもらい方をしていたので自分が悪いです。でも大吾さんのお陰で俺はまだまだ上に行けると思えるので、感謝しています」と語った。 そしてこの勝利については「きつい試合をできて、またもっと強くなれるなと思いました。反省点ばかり。まだまだ頑張ります。本当にすいません」と今後の糧にするつもり。 改めて「大吾さんと最高の試合ができて本当に良かったです。これからも頑張ります」と語ったうえで「あと、最後に。10月の天心君、頑張ってください。応援しています」と10月に「WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦」に臨む那須川天心にエールを贈った。同級1位の那須川は同級2位のジェルウィン・アシロと対戦する。