「オールスター前の山田庸平さんと練習した」S級経験がない26歳競輪選手、前期S級4人を従えてミッドを突っ走る!
佐世保競輪場のミッドナイト「オッズパーク毎日山分け杯(F1)」が13日、初日を迎える。9RのA級初日特選に出走する坂田康季(26歳・佐賀=121期)に話を聞いた。 前節の取手で今年8度目の準Vだった坂田康季。本人は「今年7回目でしたよ~」と話していたが、12月31日が初日の小松島も今年の換算になるので8度目。優勝も3回あり、19節で準優勝以上が11度と、ハイレベルな成績を残している。 「準優勝のほとんどが逃げての結果。力が付いてきてるなぁって思いますね。あとちょっとで優勝できていないのは悔しいけど、それよりも自分のレースができている方が重要。あとは来期からのS級に向けてですね。もっともっと頑張っていきたい」 来年1月からの初S級を確実にして、このままなら今期のS級点確保も間違いないだろう。7月から1班に上がったばかりだが、逃げて強いのが坂田の最大の魅力だ。 「今回は10日ほど空いていたので、G1前の山田庸平さんと一緒に練習させてもらいました。タイムもすごく良かったし、練習としては自分の中では最近で一番の感触。それにしても庸平さんは仕上がってました。オールスターを見るのが楽しみです。佐世保はチャレンジの時にお盆に来て優勝して以来だから2年ぶり。またお盆の時ですね」 初日特選は九州5人が結束してライン5車になった。坂田の強さが追い込み陣に評価されているのも理由のひとつだろう。 「そうなんですね、ありがたいです。自分が2車で5車と戦った経験はあるけど、自分がライン5車は初めて。いつも通りに突っ張って逃げたい。突っ張った後の走り方も以前より良くなっていると思うのでラインで決められるように頑張ります」 まだS級経験がない新鋭が、前期S級の佐々木翔一、桑原亮、加倉正義、中村雅仁を従えて突っ張って駆ける。(netkeirin特派員)