「言われたことだけやる」部下を変える4つの質問。軸をずらした質問を通して思考力を鍛える
もしも、相手が「喫茶店のほうが仕事がはかどる」と言ったならば、「事務所と喫茶店では何が変わるんですか?」などとさらに質問します。 相手は、質問されることによって「美味しいコーヒーが飲めるといいよな」とか、「外に出るだけでリフレッシュできる」とか、「場所が変わると気分転換ができていい」など、いろいろと気づきが得られるでしょう。 ■4つの軸をずらすことで無限に質問をつくれる 今回は「仕事がうまくいっていない」ことがテーマでした。
そのテーマに対して、時間、人、状況、場所という軸をずらして質問することで、質問された相手は選択肢を広げることができました。 また、このような質問を投げかけられることで、相手の思考が深まり、新たな気づきが生まれます。 4つの軸をもとにして質問をつくっていくと、無限に質問をすることができます。 言われたことしかしない部下など、部下への質問に困ったら、ぜひ時間をずらす、人を変える、状況をずらす、場所をずらす、と考えながら、いい質問を投げかけてみてください。
あべき 光司 :プロフェッショナルコーチ/税理士・EMP税理士法人代表