シード外危機だった東福岡 県決勝の圧勝弾みに〝春のリベンジ〟「自分たちの代でできるラグビーをやるだけ」【全国高校ラグビー大会組み合わせ抽選会】
◆第104回全国高校ラグビー大会組み合わせ抽選会(7日、27日開幕) 前回大会準優勝で、今大会はBシードで臨む東福岡は、30日に朝明(三重)と光泉カトリック(滋賀)の勝者と初戦の2回戦を戦う。 ■全国高校ラグビー大会組み合わせ【トーナメント表】 前回までの10大会中、優勝3回、準優勝1回、4強6回を誇るが、今年3月の全国選抜大会は目黒学院(東京)に1回戦で、6月の全九州大会でも決勝戦で大分東明に敗れ、大会8連覇を逃すなど「伸び悩んだ時期があったと思います」と古田学央主将。シード委員会は主に春の成績をもとにしてAシード3校、Bシード10校を選出するが、東福岡は「一番最後のランク付け」と一時は〝シード外〟さえも検討されたという。 それでも、25大会連続出場を決めた11月の福岡県決勝で筑紫を80―5で下した圧勝ぶりに「相当力をつけている」とシード委員会は再評価した。 〝春のリベンジ〟を期し、大阪で行われた本大会の組み合わせ抽選会を藤田雄一郎監督は欠席、8日に県外遠征して行われる練習試合に備え、学校での練習指導に専念した。古田主将も「これから福岡に帰って遠征に備えます」と語り「自分たちの代でできるラグビーをやるだけです。最高のパフォーマンスを出したい」。花園で〝健在ぶり〟を見せつけるべく、その意気込みも十分だ。