5年ぶりに上海を訪れるF1

　桜満開の中行なわれた日本GPから2週間。今週末には上海インターナショナル・サーキットで、F1中国GPが行なわれる。2019年以来実に5年ぶりの中国GP。このグランプリも全セッションがスポーツチャンネルDAZNでライブ配信される。 　第3戦オーストラリアGPで躓いたレッドブル勢だが、鈴鹿では本来の調子を取り戻して1-2フィニッシュ。これで今季ここまで4戦中3戦で1-2フィニッシュを決めたということになる。まさに昨年の勢いを今季も継続している、そんな印象だ。 　フェラーリ勢は昨年よりは先頭に近付きつつあるものの、真っ向勝負で倒すというところまでは行っていないというのが実情。それは、マクラーレンやメルセデス、アストンマーティンにとっても言えることだ。 　ただ前述の通り中国GPは5年ぶりの開催。しかしいきなりスプリントフォーマットで行なわれる……つまりフリー走行は1回しかないというわけだ。これがどんな影響及ぼすのか、全くわからない。もしかしたら、驚きの結末が待っている……そんな可能性も十分にある。 　また、日本期待の角田裕毅（RB）がどんな活躍を見せるのかという点にも、当然注目が集まる。これまで口を酸っぱくするほど申し上げてきたが、トップ5チーム10台がそのポジションを確固たるモノとしている中、それ以外のチームが予選Q3に進出したり、ポイントを獲得するのは至難の業である。 　そんな中でも角田は、常にベストオブ・ザ・レスト（トップ5チームのすぐ後ろ）につけ、上位に何かあった場合にはそのチャンスを掴める、そんな状態をキープしてきた。開幕2戦こそハース勢に翻弄されてしまったが、オーストラリア、日本と2戦連続入賞。中国での3戦連続入賞に期待がかかる。 　また、キック・ザウバーの周冠宇にとっては、初めての母国レースということになる。中国人ドライバーが中国GPを走るのはこれが初めて。このことにより、中国でのF1人気にどんな影響が及ぶのか。サーキットがどんな熱気に包まれるのか？　そこに注目してみても面白いかもしれない。 　F1中国GPのDAZNでの配信スケジュールは、以下の通りとなっている。 ■4月19日（金） 12:25　F1フリー走行1回目　実況：サッシャ／コメンテーター：浅木泰昭 16:25　F1スプリントシュートアウト　実況：サッシャ／解説：小倉茂徳 ■4月20日（土） 11:30　F1スプリント　実況：サッシャ／解説：田中健一 15:55　F1予選　実況：サッシャ／解説：中野信治 ■4月21日（日） 15:20　F1決勝　実況：サッシャ／解説：中野信治