【オジ旅】藤井貴彦キャスターが同級生の須山司アナと行く新潟県燕市 200年続く鎚起の技術とは 《新潟》
◆ものづくりの体験ができる施設
続いて“オジコンビ”がやって来たのは燕市産業資料館。 ものづくりの体験ができる施設です。 〈藤井キャスター〉 「さて、これが体験できるものですか?」 〈燕市産業資料館 桑原美花さん〉 「はい、たくさんメニューをそろえておりまして、まず一つ目がこちら鎚目入れ体験といって鎚起銅器の最終工程で鎚目を整える作業をするんですがそれを体験していただくということです」
◆鎚起銅器の工程を体験
玉川堂で見てきたばかりのこちらを体験してみることに。 何のくぼみもないツルツルの状態の銅器を器具に固定して作業を行います。 〈藤井貴彦キャスター〉 「いいねこれ。今頭の中で私は『す・や・ま・つ・か・さ・に・い・が・た・い・ち・ば・ん』のリズムでやっているから」 〈須山司アナ〉 「それは、おかしいでしょ!」 リズミカルに打ち続けること約15分……。 真剣な“オジコンビ”、どんな作品が完成したのでしょうか。
◆「銅は育てる金属」
〈藤井貴彦キャスター〉 「これ実はある手心が加えてあるんですけど素手で私のタンブラー、持ってもらえませんか?」 〈須山司アナ〉 「……えっ何?何?」 〈藤井貴彦キャスター〉 「え、分かんないの!?今、持っているところだけ打ってある」 〈須山司アナ〉 「あっそういうこと!ここだけ滑らないように。なるほどこのちょうど上の半分がちょうど今自分の指先がかかっているところだけ打ってある!裏も親指のところ」 〈藤井貴彦キャスター〉 「そうすると口につけるところはすごくプレーンな感覚を得られるはずだと思って」 〈須山司アナ〉 「さすが。もう何かこのやっている間に何も考えてないような打ち方をしていたのに!」 続いては須山アナの作品。 〈須山司アナ〉 「もう私は普通にシンプルに口をつけるところだけあえて打たずにやってみました」 〈藤井貴彦キャスター〉 「あっ、何かでも1個1個のくぼみの大きさが須山のほうが大ぶりで私は細かいのをドンドンって打ってある」 〈須山司アナ〉 「これはこれでやわらかい波が感じられる」 〈燕市産業資料館 桑原美花さん〉 「例えば十円玉想像していただくといいんですけど、だんだん使っていくとやっぱりくすんでくるじゃないですか。今度そのくすみがこういった鎚目によって味わいになります。人にとってまた変わるので、そういったものもぜひ楽しんでいただきたい。銅は育てる金属です。使い手が更に育ててくれます」 〈藤井貴彦キャスター〉 「もうちょっと精巧に仕上げたいので残業させて下さい!」 燕市でものづくりの神髄を学び、歴史がある鎚起銅器の体験まで堪能した“オジコンビ”でした。 2人は次回12月13日の放送で鉄道のまち・新潟市秋葉区へオジトリップ! 新潟で活躍したあの新幹線に、思い出話が止まらなくなるほど懐かしさ満点の駄菓子店を訪ねます。
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