【オジ旅】藤井貴彦キャスターが同級生の須山司アナと行く新潟県燕市 200年続く鎚起の技術とは 《新潟》
◆1枚の銅板から
〈藤井貴彦キャスター〉 「今、何の作業をしているんですか?」 〈玉川堂 番頭 山田立さん〉 「みんな自分の場所は決まっているんですけど、作るアイテムが何担当って決まっているわけではなくてパーツに分けてやることもありますし1から10まで1人の職人がやり遂げることもあります。通常こうやって本体と口と別々に作ったのはあとから穴開けて溶接をするんですけど、これはちょっと特殊な作り方で1枚の板の一体成型なんです」 〈藤井貴彦キャスター〉 「えっ。これが一枚の板からできるんですか!?すごいですね」 〈玉川堂 番頭 山田立さん〉 「作業が進むにつれて肉厚になっているのがわかると思うんですけど、叩いて延ばすんじゃなくて叩いて縮めている」 〈藤井貴彦キャスター〉 「そんなこともできるんですか!?」
◆「熱伝導率がよいのが銅の特徴」
製作過程を見せてもらったオジコンビは完成した銅器を間近で見せてもらうことに。 オジコンビの目の前には色の違う2つのやかん……。 〈玉川堂 番頭 山田立さん〉 「藤井さんの目の前にあるのがもう50年以上使っているもの。須山さんのほうは先月出来上がったものなんですけど、これ実は同じ色だったんです。こういう色の変化をします」 一升瓶1本分、1.8リットルが入る意外と大容量なやかん、約5分でお湯が沸くほど熱伝導率がいいのが銅の特徴といいます。 〈玉川堂 番頭 山田立さん〉 「お湯が沸くのが早いと言いましたが、熱伝導がいいということは冷たさも伝えるっていうこと。注ぐものが冷たければもう持った瞬間にキンキンになる」 “オジコンビ”にぴったりな商品もありました。 玉川堂を代表するデザイン「大鎚目のぐい呑み」です。 山田さんが特別にお酒を準備してくれました。 陶器のぐい呑みと飲み比べてみることに……。 〈藤井貴彦キャスター〉 「こっちの陶器のほうから……あ、うまいなあ」 続いて銅器のぐい吞みでいただきます。 〈藤井貴彦キャスター〉 「あっ!うまい……唇にこの銅器の冷たさが移るんですよ同じ温度の液体のはずなのに銅器のほうに入れた液体の方が冷たく感じる」 〈須山司アナ〉 「口に当てた時のまず感覚が違うからクリアに感じる」 〈藤井貴彦キャスター〉 「酒のおいしさのポテンシャルを引き出すとはこのことですよ。もちろん陶器はこれで美味しいですよ。だけどどっちに入れるかっていったら間違いなくこっち(銅器)」
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