糖度のってる、ミネラルも豊富…正月用のメロン出荷ピーク 喜界町
鹿児島県喜界町で正月の贈答用メロンの出荷がピークを迎えている。8月の台風の影響で例年より遅れ気味ながら、糖度が14、15度と作柄は上々。28日ごろまで続く。 【写真】(別カット)メロンの収穫、出荷作業に追われる園田裕一郎さん=26日、喜界町佐手久
同町中里の農業園田裕一郎さん(38)は26日、佐手久集落の無加温のハウスで家族ら4人と収穫、出荷作業に追われた。つるにはさみを入れて丁寧にメロンを取り、箱に入れて次々と運んだ。「今年はやや小ぶりだが年末にかけて糖度がのってきた」と話した。 町営農支援センターやJAあまみ喜界事業本部によると、隆起サンゴ礁でできた喜界島は粘土質のアルカリ土壌でミネラル分が豊富。このため糖度が上がり、市場の人気が高い。 島内4戸が計30アールで、つるを上にはわせる立体栽培で育てる。1玉1.5~2キロで1500~2000円前後。JAに出荷するほか個別販売する。
南日本新聞 | 鹿児島