《超大量》デプスルアー50種類を片っ端から生存確認、定番・廃盤にはどんな理由があったのか。
《生存》2001年 発売「デスアダー」
デプス初のワームがまたも特大ホームラン。最初に出た6inはワームのサイズ感覚を変えてしまった気もする。今も健在どころか、2023年にも新作(4in、ノンソルト)が発売されたほど。
《廃番》2001年 発売「マッドウェーバー」
元は田辺哲男氏との対決企画(ロッド&リール誌のビッグフィッシュマッチプレー)用に特別製作したもの。かなりの飛距離が出る。 「速く巻けるバズベイトってあれしかないから、ちょっとひねってまた出すかも?」(奥村)
《廃番》2003年 発売「ロングノーズウェーバー」
立ち上がりと浮き上がりのよさがウリのバズベイト。 「これもマツバズの出現で消えました」(奥村)
《廃番》2003年 発売「リグルホッグ」
デプスにはポークシリーズが4種類あり、そのうちのひとつ。かつて国産ポークは珍しかったが、アンクルジョッシュが製造中止を発表して以来、逆に増えているような?「豚皮の需要が高まって素材が手に入らなくなってしまった。でもそういう産業に携わっていて、趣味の延長でポークを作れるところはあると思う」(奥村)
《生存》2003年 発売「バズジェット」
大型ディープクランクのようなボディに折り曲げられた短いリップ、テールにはプロペラが付いた大型ノイジー。のちのウェイクベイトも先取りしていたかのようだった。 「今も、もちろんあります」(奥村)
《生存》2004年 発売「バシリスキー」
常識破りのただ巻きクローラー系フロッグ。誰でもバイトが得られて、意外にもフッキングがいい。 「ハードベリーを作ったので廃番にしようと思ったけど、海外からの支持が高くて、今は両方作ってます」(奥村)
《復活》2019年 発売(13inは2023年発売)「キンクーエア」
デプス最初のストレートワーム。13inは日本のロングワームの先駆けである。5、6、7inは2017年に生産終了、13inは2022年に生産終了したが、近年になってキンクーエアとして復活を遂げた。
《復活》2016年 発売「NEW サイレントキラー175」
5年の歳月を費やして完成させたデプス初のビッグベイト。発泡素材ボディだったが、2016年にABS樹脂で生まれ変わった。 「発泡の金型が劣化して、そろそろ作り直さないと… みたいなときに中空ABS化しました。というのも、発泡は比重が安定しなくて不良率が高かったんです」(奥村)