マンUが5000万ポンドをかけたトレーニング場の改築を発表 「練習場が再び最高水準に改修されることになる」
名門の再興に向けて大改革
マンチェスター・ユナイテッドは、来週からキャリントン・トレーニング・コンプレックスにある男子トップチームの建物を近代化するための改築を行うことを発表した。『Daily Mail 』によれば、5000万ポンドをかけたこのプロジェクトでは、建物のすべてのエリアが改装され、工事は2024-2025年のシーズン中続く予定のようだ。工事はウェンブリー・スタジアムの再設計やカタールのルサイル・スタジアムの計画を担当した建築事務所フォスター+パートナーズが行うという。 [動画]FAカップで激戦を繰り広げたマンチェスター・ダービー これから行われる改築工事についてマンUの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏は次のように語っている。 「このプロジェクトによって、マンチェスター・ユナイテッドの練習場が再び最高水準に改修されることになる。マンチェスター・ユナイテッドのチームと協力して、同じマンチェスター市民である(ノーマン・)フォスター氏がデザインに素晴らしいインスピレーションをもたらしてくれた」 また、フォスター+パートナーズの創設者でありエグゼクティブ・チェアマンであるフォスター氏は、「マンチェスター・ユナイテッドのトレーニング施設のリニューアルを主導できることを嬉しく思う」と発表した。 「私たちの目標は、将来のサッカー界の成功のための触媒として、この建物を近代化し活性化させることであり、協力、団結、帰属の文化を鼓舞する空間を創造することだ」 「マンチェスターとマンチェスター・ユナイテッドを象徴する産業、気概、野心の精神を確実にデザインに反映させたい」 マンUのレジェンドであり、トレーニングの鬼として知られるクリスティアーノ・ロナウドは2021-22シーズンに「サー・アレックス・ファーガソンが去ってから、クラブには何の進化も感じられなかった」とトレーニング施設に不満を漏らしていた。 マンUは今夏、ラトクリフ氏主導の下で名門の再興に向けて大改革が行われている。選手の獲得のみならず、首脳陣の人事や今回のトレーニング施設の改築と様々な面から着手される中で、クラブはどのような進化を遂げるのか注目を集める。