「診察の一環だった」 診察に来た女性にわいせつな行為をした罪に問われている医師の男 静岡地裁浜松支部
診療に来た複数の女性にわいせつな行為をした罪などに問われている、中東遠総合医療センターの医師の男は裁判で「胸郭のゆがみを確認していた」と診察の一環だったと主張しました。 中東遠総合医療センターの小児科診療部長の男(44)は、2017年12月上旬から2023年6月中旬にかけて、診療に来た当時10代の女性4人の胸などを触った強制わいせつ罪と、その4人を含む女性10人の裸を携帯電話で撮影するなどした罪に問われています。 29日静岡地裁浜松支部で開かれた裁判では、男への被告人質問が行われました。 検察官から女性の胸を触ったり動画を撮影したりした理由を問われると、男は「胸郭のゆがみなどを確認していた」と話し、診察の一環だったと主張しました。 触診や動画撮影で得た所見が、カルテにほとんど記載されていなかったことについては「記載漏れだった」と話しました。また撮影した動画を編集していたことについては「わいせつな意図があった」と答えました。