やっぱりパワーはあるに越したことなし! ローパワー車乗りが「あぁパワーほしい……」となる瞬間3選
ローパワーすぎるのも問題
市販車のエンジンというのはハイパワー過ぎても使いどころがないため(公道ではアクセルをほとんど踏めないため)イマイチなのだが、逆にローパワー過ぎても、それはそれで何かと不便であるゆえ、やはりイマイチではある。 【画像】リッターあたり1000馬力を実現していた超ハイパワー車 とはいえ最近のローパワー車界(?)には、ふた昔前の軽自動車のような「……上り坂では30km/hぐらしか出ません!」みたいな車種はない。 そのため、ローパワーな車であってもさほど決定的な不便は感じないはずだが、以下のような限定されたシチュエーションにおいては、やはり「不便だ……もうちょいパワーのあるクルマにしとけばよかった」と痛感することもあるはず。 以下、そんな痛感シチュエーションをいくつか挙げてみよう。
●シチュエーション1:長い上り坂で、たまたま背後にヤカラ系ドライバーが来た
拙宅から某高速道路の入口へと向かう場合、途中でけっこう長く急な上り坂を走る必要がある。その際にも最近のローパワー車は、前述したとおり「30km/hぐらしか出ない!」なんてことはないため、まあまあ普通に坂を上ることはできる。 だがローパワーゆえに若干速度が落ちてしまうことは否めず、そしてその際にたまたま、おでこに「輩(ヤカラ)」と書いてありそうなタイプのドライバーがぴたりと付いていたら? もちろん額に「輩」と刻印されているドライバーの全員が「オラオラ!」と前方の遅いクルマを煽るわけではない(人を見た目で判断してはいけません)。だが経験上、輩っぽいビジュアルをもつドライバーの1割から2割ぐらいは「オラオラー!」という類の運転をしがちだとはいえる。 そしてその日、たまたま後ろに付いた輩ビジュアルなドライバーが「1割から2割ぐらいのタイプ」であったら、やや遅めの速度で坂をひいこら上っているローパワー車はパッシングをくらい、なんなら背後で蛇行運転をしながらクラクションを鳴らされ、思いっきり車間距離を詰められることになるだろう。 まぁだからといって具体的な暴力を振るわれる可能性は低いため、どうでもいいっちゃいい話ではあるのだが、やはり気分は悪い。「もうちょいエンジンパワーがほしい……」と痛感する瞬間である。