日生社長、米運用会社TCWに過半出資も-株主のカーライルとも協議
清水氏は、国債などでの資金運用について、相対的により高い利回りへの入れ替えを進める考えを示した。一方、9月末時点で2兆188億円に膨らんだ国内債券の含み損については「処理の仕方に関しては経営における最重要課題の一つ」と述べた。
また、同社が保険契約者を構成員とする相互会社の形態をとっていることについて、「短期的な点にとらわれることなく長期的な成長を常に目指している」と指摘。資金調達の必要性があれば株式会社化は有効策の一つだとしながらも、その必要性はないとして、今後も相互会社形態を続けていく考えを示した。
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Nao Sano, Taiga Uranaka