「城下スクエア」竣工式 28日から供用開始 中心市街地に新たな彩りを/岡山・津山市
岡山県津山市が津山国際ホテル跡地(山下)で整備を進めていた多目的広場の竣工(しゅんこう)式が24日、開かれた。「城下スクエア」と命名し、新たな市民の憩いの場の完成を祝った。森の芸術祭が開会する28日から供用を開始する。 【写真】テープカットで完成を祝う関係者
津山城の石垣と備中櫓(やぐら)を背景に、江戸時代の武家屋敷園庭(通称・鶴泉苑)を含む約4200平方メートルの多目的広場。1400平方メートルに芝生を敷き詰めた。ステージなどとして利用可能なコンクリートの上段部分も備えている。敷地周辺はカラー舗装を施し、北側の駐車場は11台分。今年4月着工、総工費約7000万円。
式には関係者ら約30人が出席。谷口圭三市長が「中心市街地の歴史文化ゾーンの中核として、時代の要請に応じ、新たな彩りを加えたい」とあいさつ。中島完一市議会議長、柴田和正津山商工会議所副会頭、松岡裕司市観光協会長らが祝辞を述べた。続いてテープカットで祝った。
津山国際ホテルは2019年2月に閉館。市中心市街地活性化協議会がまとめた「市城下地区まちづくりプラン実行計画」を基にワークショップや社会実験などを重ね、22年策定の津山城下まちづくりビジョンで整備計画を示した。今後は隣接する森本慶三記念館(国登録有形文化財)と一体的な利活用を検討し、民間活力導入を目指す。
イベントなど一般への貸し出し(有料)も行う。
問い合わせは、商業・交通政策課(TEL:0868-32-2081)。
津山朝日新聞社