夫婦宅に多額の現金と把握し犯行計画か 野村証券社員だった容疑者、当日に食事会企画 広島市の強殺未遂・放火事件
広島市西区の民家で7月、高齢夫婦に薬物を服用させて建物に放火し、現金約2600万円を奪ったなどとして、神奈川県の無職の男(29)が強盗殺人未遂と現住建造物等放火容疑で逮捕された事件で、容疑者は、投資などのために夫婦が多額の現金を持っていることを事前に把握していた疑いがあることが7日、捜査関係者への取材で分かった。 【画像】警察に連行される野村証券の元社員 容疑者は当時、野村証券社員。捜査関係者によると、容疑者は火災の数カ月前から営業のために夫婦の自宅を頻繁に訪れていた。夫婦は現金での取引を好み、容疑者の勧めで投資を決めると、現金を用意して渡していたという。 火災当日は、投資に関するお祝いの名目で容疑者が食事会を企画していたことも判明。広島県警は容疑者が夫婦宅に多額の現金があることを知った上で、犯行を計画した可能性があるとみて詳しい経緯を調べている。
中国新聞社